インターネットを見ていると、
特に目的があったわけでもないのに、
なぜか指が止まってしまう瞬間があります。
派手な見出し、
不思議な映像、
一瞬で意味が分からないもの。
「怖い」「すごい」「よく分からない」
そう感じたはずなのに、
気づけば最後まで見ている。
この「見てしまう」という感覚は、
意志の弱さや好奇心の暴走ではなく、
人間のごく自然な反応だと感じています。
人は「理解できないもの」を放置できない
人間の脳は、
完全に理解できないものに出会うと、
それを途中で終わらせることが苦手です。
なぜそうなったのか
どういう仕組みなのか
この先はどうなるのか
理由が分からないまま終わると、
小さな引っかかりが残ります。
その引っかかりを解消しようとして、
脳は自然と続きを探し始めます。
「見てしまう」という行動は、
この仕組みの延長線上にあるものです。
「安心」よりも「引っかかり」が記憶に残る
完全に安心できる情報は、
実はあまり記憶に残りません。
一方で、
少しだけ違和感があるもの、
説明しきれない余白があるものは、
頭の中に残り続けます。
それは不快というより、
「まだ終わっていない感覚」に近いものです。
人は、
終わっていないものを終わらせたくなる。
その心理が、
「もう少しだけ見てみよう」という行動につながります。
このブログについて
このブログは、
何かを強く主張したり、
正解を押しつける場所ではありません。
日常で感じた引っかかりや、
言葉にしにくい感覚を、
一度立ち止まって整理するための場所です。
すぐに役に立たなくてもいい。
答えが出なくても構わない。
「なぜ気になったのか」
「なぜ見てしまったのか」
その感覚を、そのまま置いておく。
それだけでも、
思考は少し整っていく気がしています。
おわりに
人が何かを見てしまうのは、
弱さではなく、
考える力がまだ動いている証拠なのかもしれません。
気になる。
引っかかる。
分からない。
その感覚を否定せず、
静かに眺めてみる。
この場所が、
そんな時間のための一角になればと思います。

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